pauperスパイ その3
2013年11月17日これまで弄ってきたデッキの基本的な動きとして、
墓地が全部落ちた後、安定して惨劇の記憶を手札に引き込む為に
モルグの窃盗FBからの回収を組み込んでいた。
が、最初から惨劇の記憶が手札にあったらどうだろうか?
その1のマリガン条件3で、
「土地譲渡か森、惨劇の記憶が手札にあったらはじめる」
という例外の条件付けをしていたが、この状況をデッキの方針として採用し、
「安定して引き込む」のではなく、コンボスタート条件を「惨劇の記憶が手札にあること」にした場合、
デッキはどう変化するのか、考えてみる。
まず、惨劇の記憶は妖術師のガラクタでも可能である。
コンボ開始時の手札として、
マナ加速+研磨パーツ+妖術師のガラクタor惨劇の記憶が揃っていればよく、
各々所要マナは以下の通り。
欄干のスパイ+惨劇の記憶:黒黒黒を含む7マナ
欄干のスパイ+妖術師のガラクタ(ガラクタで惨劇の記憶回収)+惨劇の記憶:8マナ
証拠隠滅+惨劇の記憶:8マナ
証拠隠滅+妖術師のガラクタ+惨劇の記憶:9マナ
ガラクタは先に出しておくことも可能なので黒黒黒を含む7~9マナが捻出できれば、コンボが成立する。
これまでのデッキでは妖術師のガラクタかSongs of the Damnedがあることを開始条件にしており、枚数も変わらない。
2 : モルグの窃盗/Morgue Theft
1 : 魔力炉の燃えがら/Manaforge Cinder
1 : 無政府主義者
1 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
この部分を、
4 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
に、置き換えればよい。
すると、これまで研磨後のマナ加速であったSongs of the Damnedが研磨前のマナ加速パーツとなる。
フィニッシュへの挙動はこれで良いとして、問題は7~9マナが出せるかどうか、である。
前回のレシピでマナ加速・色マナ供給で挙げたのが以下のカード。
森/Forest
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
水蓮の花びら/Lotus Petal
バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
ほくちの壁/Tinder Wall
暗黒の儀式/Dark Ritual
野生の朗詠者/Wild Cantor
5,6マナまで届かせるなら何とかなるが、9マナだとどうだろうか。
手札枚数7枚の内、コンボ開始条件の研磨パーツと惨劇の記憶がある、
またはガラクタが先に置かれてるとしてもマナ加速に費やせる手札は6枚が限界。
自ターンにプレイして純増2マナなのが、暗黒の儀式のみ。
Songs of the Damnedの純増期待値については難しい。
一応、自発的に墓地に行けるクリーチャー数-1が期待値に近いが、正確ではない(キャントリップがあるため)。
猿人の指導霊・ほくちの壁・野生の朗詠者・通りの悪霊が、
7枚カードを引いた時、1.81枚
8枚カードを引いた時、2.14枚
9枚カードを引いた時、2.40枚
10枚カードを引いた時、2.66枚
なので着火の1マナを引くと大して増えない。
他候補の効率の良いマナ加速としてはスレッショルド時の陰謀団の儀式だが、
前回スレッショルド条件を満たさないだろうということで切ってしまったカードだ。
一応墓地に行くカードの期待値をざっと計算してみると(手抜き)、
7枚カードを引いた時で4枚弱、10枚引いて5枚強というところで、
やはりスレッショルドはしづらい様だ。
あとは海外サイトで採用していた弱者選別だろうか。
改めてそのレシピを貼っておくと、
土地 (1)
1 : 森/Forest
クリーチャー (30)
4 : 欄干のスパイ/Balustrade Spy
4 : 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
1 : Crimson Kobolds
1 : Crookshank Kobolds
4 : Shield Sphere
4 : 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
4 : 通りの悪霊/Street Wraith
4 : 野生の朗詠者/Wild Cantor
4 : ファイレクシアの歩行機械/Phyrexian Walker
その他 (25)
4 : 陰謀団の儀式/Cabal Ritual
4 : 弱者選別/Culling the Weak
4 : 暗黒の儀式/Dark Ritual
1 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
4 : 土地譲渡/Land Grant
4 : 水蓮の花びら/Lotus Petal
4 : 骨読み/Read the Bones
よく見たら56枚じゃねェか…というツッコミはさておき(多分、ガラクタ4枚が抜けてる)。
どうもこの0マナクリーチャーが気にくわない。
0マナクリーチャーに弱者選別で+3マナといっても、手札2枚使ってれば1枚当たりの加速は1.5マナだからだろうか。
とはいえ、既存のレシピで弱者選別して嬉しいのは、マナ出した後の深き闇のエルフくらいだし…。
1マナ浮かせての研磨から欄干のスパイを対象に打ってもいいのだが。
実際はここまでの考察よりも、もう少しだけ割が良い筈。
キャントリップを計算に含めていないのと、手札にガラクタが2枚来て1枚をSongs of the Damnedに使える可能性もあるからだ。
暫定的に組んでみたのがこちら。
土地 (1)
1 : 森/Forest
クリーチャー (24)
4 : 通りの悪霊/Street Wraith
4 : 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
4 : 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
4 : ほくちの壁/Tinder Wall
4 : 野生の朗詠者/Wild Cantor
4 : 欄干のスパイ/Balustrade Spy
その他 (35)
4 : 土地譲渡/Land Grant
4 : 水蓮の花びら/Lotus Petal
4 : 暗黒の儀式/Dark Ritual
2 : 魔力変/Manamorphose
4 : 妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble
4 : Songs of the Damned
3 : 証拠隠滅/Destroy the Evidence
3 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
4 : 弱者選別/Culling the Weak
3 : 陰謀団の儀式/Cabal Ritual
回してみると……うん、駄目だコレ。
まず、7~9マナが出ない。
スタート地点が遠くなったせいでキルターンが相当遅くなった(体感2ターン以上)。
「不安定だが他のデッキが追い付けない瞬発力を発揮することがあるデッキ」でこれは致命傷じゃなかろうか。
色マナ変換を減らしたせいで事故も増えた。
弱者選別はワンチャンありそうだが、2枚以下かな。
陰謀団の儀式はそろそろ候補にすら上がって来なくなりそうだった。
貴重な休日の何時間かを費やしてこの結論だと心が折れそうです。
orz
墓地が全部落ちた後、安定して惨劇の記憶を手札に引き込む為に
モルグの窃盗FBからの回収を組み込んでいた。
が、最初から惨劇の記憶が手札にあったらどうだろうか?
その1のマリガン条件3で、
「土地譲渡か森、惨劇の記憶が手札にあったらはじめる」
という例外の条件付けをしていたが、この状況をデッキの方針として採用し、
「安定して引き込む」のではなく、コンボスタート条件を「惨劇の記憶が手札にあること」にした場合、
デッキはどう変化するのか、考えてみる。
まず、惨劇の記憶は妖術師のガラクタでも可能である。
コンボ開始時の手札として、
マナ加速+研磨パーツ+妖術師のガラクタor惨劇の記憶が揃っていればよく、
各々所要マナは以下の通り。
欄干のスパイ+惨劇の記憶:黒黒黒を含む7マナ
欄干のスパイ+妖術師のガラクタ(ガラクタで惨劇の記憶回収)+惨劇の記憶:8マナ
証拠隠滅+惨劇の記憶:8マナ
証拠隠滅+妖術師のガラクタ+惨劇の記憶:9マナ
ガラクタは先に出しておくことも可能なので黒黒黒を含む7~9マナが捻出できれば、コンボが成立する。
これまでのデッキでは妖術師のガラクタかSongs of the Damnedがあることを開始条件にしており、枚数も変わらない。
2 : モルグの窃盗/Morgue Theft
1 : 魔力炉の燃えがら/Manaforge Cinder
1 : 無政府主義者
1 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
この部分を、
4 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
に、置き換えればよい。
すると、これまで研磨後のマナ加速であったSongs of the Damnedが研磨前のマナ加速パーツとなる。
フィニッシュへの挙動はこれで良いとして、問題は7~9マナが出せるかどうか、である。
前回のレシピでマナ加速・色マナ供給で挙げたのが以下のカード。
森/Forest
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
水蓮の花びら/Lotus Petal
バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
ほくちの壁/Tinder Wall
暗黒の儀式/Dark Ritual
野生の朗詠者/Wild Cantor
5,6マナまで届かせるなら何とかなるが、9マナだとどうだろうか。
手札枚数7枚の内、コンボ開始条件の研磨パーツと惨劇の記憶がある、
またはガラクタが先に置かれてるとしてもマナ加速に費やせる手札は6枚が限界。
自ターンにプレイして純増2マナなのが、暗黒の儀式のみ。
Songs of the Damnedの純増期待値については難しい。
一応、自発的に墓地に行けるクリーチャー数-1が期待値に近いが、正確ではない(キャントリップがあるため)。
猿人の指導霊・ほくちの壁・野生の朗詠者・通りの悪霊が、
7枚カードを引いた時、1.81枚
8枚カードを引いた時、2.14枚
9枚カードを引いた時、2.40枚
10枚カードを引いた時、2.66枚
なので着火の1マナを引くと大して増えない。
他候補の効率の良いマナ加速としてはスレッショルド時の陰謀団の儀式だが、
前回スレッショルド条件を満たさないだろうということで切ってしまったカードだ。
一応墓地に行くカードの期待値をざっと計算してみると(手抜き)、
7枚カードを引いた時で4枚弱、10枚引いて5枚強というところで、
やはりスレッショルドはしづらい様だ。
あとは海外サイトで採用していた弱者選別だろうか。
改めてそのレシピを貼っておくと、
土地 (1)
1 : 森/Forest
クリーチャー (30)
4 : 欄干のスパイ/Balustrade Spy
4 : 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
1 : Crimson Kobolds
1 : Crookshank Kobolds
4 : Shield Sphere
4 : 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
4 : 通りの悪霊/Street Wraith
4 : 野生の朗詠者/Wild Cantor
4 : ファイレクシアの歩行機械/Phyrexian Walker
その他 (25)
4 : 陰謀団の儀式/Cabal Ritual
4 : 弱者選別/Culling the Weak
4 : 暗黒の儀式/Dark Ritual
1 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
4 : 土地譲渡/Land Grant
4 : 水蓮の花びら/Lotus Petal
4 : 骨読み/Read the Bones
よく見たら56枚じゃねェか…というツッコミはさておき(多分、ガラクタ4枚が抜けてる)。
どうもこの0マナクリーチャーが気にくわない。
0マナクリーチャーに弱者選別で+3マナといっても、手札2枚使ってれば1枚当たりの加速は1.5マナだからだろうか。
とはいえ、既存のレシピで弱者選別して嬉しいのは、マナ出した後の深き闇のエルフくらいだし…。
1マナ浮かせての研磨から欄干のスパイを対象に打ってもいいのだが。
実際はここまでの考察よりも、もう少しだけ割が良い筈。
キャントリップを計算に含めていないのと、手札にガラクタが2枚来て1枚をSongs of the Damnedに使える可能性もあるからだ。
暫定的に組んでみたのがこちら。
土地 (1)
1 : 森/Forest
クリーチャー (24)
4 : 通りの悪霊/Street Wraith
4 : 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
4 : 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
4 : ほくちの壁/Tinder Wall
4 : 野生の朗詠者/Wild Cantor
4 : 欄干のスパイ/Balustrade Spy
その他 (35)
4 : 土地譲渡/Land Grant
4 : 水蓮の花びら/Lotus Petal
4 : 暗黒の儀式/Dark Ritual
2 : 魔力変/Manamorphose
4 : 妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble
4 : Songs of the Damned
3 : 証拠隠滅/Destroy the Evidence
3 : 惨劇の記憶/Haunting Misery
4 : 弱者選別/Culling the Weak
3 : 陰謀団の儀式/Cabal Ritual
回してみると……うん、駄目だコレ。
まず、7~9マナが出ない。
スタート地点が遠くなったせいでキルターンが相当遅くなった(体感2ターン以上)。
「不安定だが他のデッキが追い付けない瞬発力を発揮することがあるデッキ」でこれは致命傷じゃなかろうか。
色マナ変換を減らしたせいで事故も増えた。
弱者選別はワンチャンありそうだが、2枚以下かな。
陰謀団の儀式はそろそろ候補にすら上がって来なくなりそうだった。
貴重な休日の何時間かを費やしてこの結論だと心が折れそうです。
orz
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